最終更新日 : 2024/10/03

使用率の推移

はじめに

※経営改善向けメニューを利用するには、初めに「閲覧権限の設定」が必要です。
こちらのマニュアルをご確認ください。 → 経営ダッシュボードの閲覧方法

使用率の推移を確認する

経営ダッシュボードの画面では、各機器の使用率※を、機器分類ごとにグラフで確認できます
グラフにカーソルを重ねると、その時点での機器台数と使用率の数値を表示します。

使用率とは、HITOTSU Assetに登録されている機器のうち、「病棟に貸し出している、手術室に常駐しているなど、実際に使用されている機器」の割合を示す値です。具体的な定義、計算式については、この記事の後半をご覧ください。

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表示期間、表示機器の切り替え

①表示期間の切替

 「日」「週」「月」「年」の4種類で切替えることができます。

②表示期間の設定

 「日」:指定した日の、1時間ごとの推移を表示します。

 「週」:指定日より1週間の、日ごとの推移を表示します。

 「月」:指定した1か月間の、日ごとの推移を表示します。

 「年」:指定した年度の、月ごとの推移を指定します。

③機器の切替

 使用率を表示したい機器(小分類)を選択します。

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※棒グラフ(機器台数)の縦軸は左側、折れ線グラフ(使用率)の縦軸は右側をご参照ください。

※軸が異なるため、使用率の折れ線グラフの上限(100%)は、機器台数の棒グラフの上端とは、必ずしも一致しません。

この機能を活用するには

「使用率の推移」の機能を活用するためには、以下の2つの項目を正しく設定しておく必要があります。

1.各機器の「大分類・小分類」

大分類・小分類の設定がされていない機器は、集計の対象になりません。グラフに表示される機器の数が正しくない場合は、機器一覧のページから、分類が正しく設定されているかご確認ください。

機器の大分類・小分類を設定する方法は、以下のマニュアルをご参照ください。

→ 大分類・小分類の変更

2.各機器の「貸出区分」(貸出可・貸出不可)

使用率の計算では、「貸出不可」になっている機器は、手術室などで常に稼働しているものと考え、計算の分子に含めています。

使用しておらず待機している機器が「貸出不可」になっていると、使用率の値が実際よりも高く出てしまいます。「貸出不可」が適切に設定されているかご確認ください。

「機器一覧」または「機器詳細」画面で、貸出区分を変更できます。「機器一覧」画面では、複数の機器の貸出区分を一括で変更することもできます。以下のマニュアルをご参照ください。

→ 機器一覧

使用率の定義について

機器の使用率は、以下の「分母」に対する「分子」の割合として計算されます。

  • 分母:登録されている機器のうち、稼働状況が「廃棄済み」を除くすべての機器の数(※修理中、点検待ちなどの機器も含みます)
  • 分子:登録されている機器のうち、①稼働状況が「貸出中」の機器の数 と ②貸出区分が「貸出不可」の機器の数 の合計

この計算により、「病院が保有している機器のうち、実際に使用されている機器の割合」を示しています。分子の①「貸出中の機器」は、病棟などに貸し出されて使われている機器、分子の②「貸出不可の機器」は、手術室などに常設されて使われている機器であるとみなしています。

ダッシュボードの「貸出率」との違い

経営改善メニューで表示する「使用率」は、ダッシュボードに表示する「貸出率」とは計算方法が異なります。

ダッシュボードの「貸出率」

「貸出率」は、院内にある機器のうち、今すぐ貸し出して利用可能な状態にある機器の割合を判断するための指標として計算しています。修理中、点検待ちなどの機器は計算から外し、「使用できる状態にある機器のうち、貸し出されている機器数の割合」を示します。

具体的には以下のように計算しています。

  • 分母:貸出区分が「貸出可」の機器のうち、稼働状況が「待機中」または「貸出中」のいずれかになっている機器の数。
  • 分子:貸出区分が「貸出可」の機器のうち、稼働状況が「貸出中」の機器の数

※貸出区分が「貸出不可」の機器は、ダッシュボードの貸出率の計算に含まれません。

ダッシュボードの「貸出率」については、こちらのマニュアルもご参照ください。

→ 貸出可能数・貸出率

経営改善メニューの「使用率」

一方「使用率」は、院内にある機器のうち、実際に現場で使用されている機器の割合がどれくらいあるのかを示します。院内に配置する機器の台数の最適化を考える際の参考にしていただけるよう、一日ごと、一カ月ごとなど、長い期間での平均値や最大値も表示しています。

「貸出率」と異なり、修理中、点検待ちなどで実際には稼働できていない機器も、分母に含まれています。